先日ちょっと気になるクランプを発見しました。カメラ三脚に取り付けて手ぶらで傘をさせるようにするホルダーです。少しでも撮影や照明のセッティングをしたことがある方なら、使い勝手のいいクランプが超便利なのは、わかっていただけると思います。
この傘ホルダー、なんか使えそうな雰囲気だったので2個買ってみました。傘の保持以外の使いみちを試してみたいと思います。
このクランプ、本来は傘をホールドするためのものです。
本来の使い方はこんな感じです。
デスク用のクランプを2個つなぎ合わせたようなシンプルな作りのダブルクランプです。でもこの商品の面白いところはクランプ同士をつなぐ部分が、カメラや照明の部品でよく使われているダボ(スピゴット)のオスメスになっているところ。
この構造によってクランプの角度を変えることができます。また、パーツを別々に使えばいろいろな場所で使えそうな気がします。
商品説明には、傘をさす以外の使い方は特に書かれていませんが、中には、カエルと同じく違う目的で買った人も多そうな気がします。
アイデア次第で色んな用途に使えそう。
ジョイント部分がダボのオスメスになっていて切り離せます。
出品者は傘ホルダーの用途以外には言及していないので、違う使い方をして何かあっても自己責任になります。
軽いものを挟むくらいなら、何に使っても問題はないと思いますが、撮影などのセッティングでクランプを使う場合、意外と負荷のかかる場所で使ったりするので、傘ホルダー以外の使い方をするときは十分気をつけたいところです。
大きめの背景紙や布、トレペを垂らすのに使用
物干し竿くらいの太さでも大丈夫。ていうか、これ物干し竿です。布団干せます。
まずは背景紙や背景布をセットする想定でやってみます。やり方は2通りあって、照明スタンドの途中のポール部分にダブルクランプをそのまま取り付けて片方のクランプで水平にセット用のポールを渡す方法。もう一つはクランプのパーツをばらして照明スタンドの先端のダボに差し込み、その上にポールを渡す方法です。
どちらのやり方でも固定した部分は割としっかりしていて、軽い背景紙程度なら重みで外れたりすることは、まずないと思います。照明スタンドの先端に取り付ける際のダボはオスメスどちらのタイプでも使えるのでこれも便利。
スタンドのポールの途中に取り付ける時はこんな感じ。
スタンドの先端につけるときはパーツをバラしてオスメスどちらか合う方を使います。
渡したポールにライトを取り付けてみる。
ライトをつけてみました、ポールを渡せば、荷重がほぼ真下にかかるので、転倒防止のウェイトは、軽いものでいいと思う。
背景紙のセットとほぼ同じ形ですが2本のスタンドを使ってポール(写真はステンレスのポール)を渡していて、以外と安定しているので、軽めのライトなら取り付けることができます。左右幅が2~3m程度の撮影範囲なら人物のヘアーライト用などにも使えそうです。
ただし、ライト本体を取り付けるときは照明専用のクランプが無難だと思います。今回購入した傘ホルダーのクランプよりもしっかりしたスーパークランプを使わないとちょっと心配な感じでした。
左の年季の入ったほうが照明用のクランプ。今回は右の黒いクランプを使いました。
カメラの俯瞰撮影用に使う。
小ぶりのマイクロ4/3が限界?。一眼などの重たいカメラの取り付けには、この傘用クランプではなく、もっと丈夫なクランプと雲台を使わないとだめでしょう。
カメラの俯瞰撮影は三脚から出したポール1本で撮る方法がよく紹介されています。カエルが普段使っているマンフロットの三脚もセンターポールを横に出す機能がついていますが、いざやってみると結構不安定で重いカメラやレンズをつけるとかなり危なっかしいです。
特に真俯瞰気味の撮影はカメラ三脚は諦めてあっさりと上の写真のようなセッティングにしたほうが、操作しやすそうな気がします。
よくある三脚の俯瞰撮影の図。マイクロフォーサーズのカメラでも不安定に感じます。倒れたら泣きます(T_T)
ちなみにこのやり方だと、脚が見切れないようにする程、ロッドを繰り出さなければならず、更に倒れやすくなるのでウエイトが必須になります。
安心なのは、やはり専用のクランプ。ネット通販で買えるものだと、コレ
今回紹介したような使い方をする場合、専用のものでAmazonなどネットで買えそうなものだとマンフロットのダブルスーパークランプあたりだと思います。本格的な大きいロールの背景紙などはこのくらい丈夫じゃないと保持できないと思います。
ただし1つ8000円ほどするので、このアンブレラホルダーが余裕で4個買えます。あまり荷重のかからないものを使う予定なら今回紹介したアンブレラホルダーでもいいかなと思います。
まとめ
今回のアンブレラホルダーは他にも使い道がありそうなので何か思いついたら、また追加で記事を入れていきたいと思います。カエルは1500円(送料無料)で買いましたが、他にも多分同じものが5000円くらいで売られてたりするので買うときはよく確認してください。
商品撮影を本格的にやり始めてから、こういったクランプ類が自然と増えてきました。できれば高くて重たくてもしっかりしたクランプををいくつか持っておくと良いのでしょうが、ついつい興味本位で買ってしまいます。普段使わないものや使いにくいものも買ってしまうこともあります。
できるだけ無駄な買い物はしたくないのはみんな同じだと思います。ある程度は仕方ないとあきらめてますが、使う場面にもよりますよね。この記事を読んで自分の使いみちにピッタリだなと思えた方の参考になれば幸いです。