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Panasonic DMC-TX1は取材用カメラとして優秀。いろんなカットを量産できます。

最初に言っておきたいのですが、私はカメラについてそれほどこだわりのあるタイプではありません。このブログでは基本的にどんなカメラでも、できればスマホでも使えるライティングや撮影方法を探りたいと思っています。

この記事はあくまでもこのブログで使用中のカメラの紹介として受け取っていただけるとありがたいです。さてコンパクトで広角25ミリから望遠250ミリまでカバーする1インチセンサーのコンパクトデジカメDMC-TX1。

正直オートで撮ることが多くて性能を十分に使えているとは思えませんが、このブログの説明カットで活躍してくれています。今回は管理人カエルがDMC-TX1を使ってみた感想を語りたいと思います。

小さいので荷物にならない

似たような機種で人気のあるSONYのRX100シリーズはさらに小さいみたいですが、DMC-TX1も十分小さいしビューファインダーもついているので気に入ってます。

コンパクトなので荷物を軽くしたいときにセカンドバッグやデイパックなどに入れておいてもじゃまにならないです。散策用のカメラとして週末はこれをウエストバッグに入れて自転車で気に入った風景を撮ったりしていたのですが、ある日立ちゴケしてしまって液晶をダメにしてしまいました。

かろうじてメニューなどは見えるのでそのまま使用しています。当然ですが衝撃には弱いようですので気をつけましょう。

小物から遠くのもののアップまでそつなく撮れる

広角の25ミリはとりあえず風景を撮るのには十分です。さらに望遠は250ミリまであるので例えば高い木の上に咲いている花とか近づくと逃げ出しそうな動物の写真など十分な距離をとって撮れます。

高倍率のズームレンズなので画角の調整も自由自在、トリミングも気に入ったレイアウトで撮影できます。ただ液晶がバリアングルでなく固定なのでローアングルやハイアングルは少し苦手です。

カエルの使用感では特に地面近くに咲いている花などを撮るのにはちょっと苦労する程度かなと言う感じです。軽いのと合わせて機動性は抜群だと思います。

近所の茶畑、あいにくの雨でした。25ミリで撮るとこんな感じです。ちなみに色はいじってません
やっちゃいました。新芽にピントが合ってませんでした。上の写真と同じ位置から60センチほど離れた新芽を200ミリ付近で撮りました。きれいにボケます。
晴れた日の写真。同じく画像はいじってません。
野ウサギを発見したので、“ダルマさんがころんだ”の要領で10mくらいまで近づいて撮影。デジタルズームで500ミリ相当までアップにできますが流石に画質は荒いです。

商品撮影などで外部フラッシュを使うのは難しい

ここまで小さいのでクリップオンストロボなどが使えるホットシューはついていません。

外部ストロボをどうしても使いたい場合は本体のフラッシュ発光させて他のフラッシュを同時発光させる方法もあるのですが、本体のフラッシュが必ず発光して正面から光があたってしまうので、撮影の表現の幅が狭くなるため、あまりおすすめできないです。

LEDに慣れてきて後々ストロボで多灯ライティングを考えている方は、素直に本格的な一眼カメラを使ったほうが快適だと思います。このカメラでの商品撮影は自然光やLEDが似合う気がします。

ほとんどのストロボにカメラ本体のフラッシュと同期して発光するスレイブ機能がついています。ただしカメラ上の小さなフラッシュも必ず発光してしまいます。

これはLEDのみでで撮りました。カエルは現在3台のLUMIXを使用中です。このGX7mkも後ほど記事にする予定です。青い色は先日購入し記事をアップしたSOKANI X60RGBを使用。

画質は期待しすぎないほうが良い

自己紹介でも書いていますが私は2021年からストックフォトのクリエイターを始めました。このTX1で撮影した写真も、写真AC、ピクスタ、アドビストックにアップしています。

全てではありませんが特にアドビストックにこのカメラで撮った写真をアップすると、時々「ノイズがあります」といった趣旨で却下されることがあります。

多分光量不足だったり、オートでISO感度が上がったりなどの理由もあると思いますが、フルサイズの一眼レフで撮ったものは今のところノイズが原因でボツになった写真はなかったと思います。

ストックフォトでこのカメラをメインに使いたいと思われる方は注意したほうが良いかもしれません。とはいえ撮影した写真は美術印刷でもない限りパンフレットやチラシのカットくらいの使用には十分耐えられるレベルだと思います。

画素数も2010万画素あるので余裕のあるサイズです。仕事用だけど重たいカメラはちょっと…という方にも良いと思います。

小雨の中、iAオートであじさいを撮ってみました。少し暗かったけど、きれいに撮れてると思います。こちらも画像は加工してません。
上の写真を約3倍に伸ばしました。問題なさそうに見えるんですけどね。引き伸ばした以外は加工なし。花を撮るときいつも思うんですが、葉っぱの色をもう少し鮮やかに撮りたいんですけどね。

まとめ、用途としては取材用のカメラとして使い勝手が良さそう

DMC-TX1が一番真価を発揮するのは印刷物なら広報誌、ネットならブログなどの取材用ではないかと思います。

運動会で子供の写真を撮るみたいな用途だともう少し望遠側が欲しくなる感じです。お散歩用にもいいと思います。コンパクトなのでいつでも気軽に携帯できるのでシャッターチャンスを逃しません。望遠側も250ミリと普通に使うには十分すぎます。

前段では一眼レフとくらべて画質が荒いというようなレポートをしましたが、コンパクトということはレンズも小さいわけで、しかも高倍率ズームということで入ってくる光も少なく、受け止めるセンサーもだいぶ情報が少ないので一眼レフと比較するのは少々酷です。

マニュアルモードを使えばもっときれいに撮れるのかもしれませんが、なんとなくこのカメラのコンセプトにあっていない気もします。

ストックフォトでの作品作りに限って言うと若干不安は残ります。でも機動性と高倍率ズームを生かせば切り口を変えた様々なカットが量産できる頼もしいデジカメだと思います。バッテリーの持ちは良いらしいのですができれば予備があったほうがいいですね。

DMC−TX1はすでに販売終了となっていますが、現在はズーム倍率が上がっている後継のTX2が現行機種になっています。

カエル

カエルです。名前は「かんたんライティング」の頭文字Ka.L.からとりました。本業はグラフィックデザイナーで必要なときに商品写真やイメージ素材写真を撮ることがあります。カエルがデザイナー目線で調べたり工夫したり、試してみたいことなど写真撮影の小ネタを紹介できたらと思っています。アイデアが写真の完成度を上げられますように。

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