
かんたんライティングブログでは、ゆくゆくは記事を読んだら、管理人カエルが考える写真やライティングの方法や小ネタが一通り理解できるサイトを目指しています。
さらにできれば他のサイトとは一味違ったものにしたいという気持ちもあります。ここのところ、特色を出そうとするあまりに偏った内容になってる気がしていました。ちょっと反省です。
ということで今回は商品撮影の解説本や写真撮影を扱っているサイトや動画で必ずと言っていいほど登場する天トレを使った料理(お寿司)の写真の撮り方を紹介します。
用意するもの

今回は「かんたん」をテーマに、できるだけ少ない機材で済ませてみたいのでライトは1灯だけにします。あとはライトスタンド、前に記事で紹介したアルミパイプに巻きつけたディフューザーと基本はこれだけです。あと暗い部分を明るく起こしたいのでレフになるような厚紙のようなものとライトのリフレクター部分のディフューズに使うトレペがあればいいと思います。
忘れてはいけないのが商品をのせる天板ですね。料理のメニューや商品カタログなどの写真を見ていると天板に黒い半光沢の板を使っているのをよく見かけますよね。
あれはメラミン化粧板(デコラ板)というもので物撮りのときによく使われる薄くてしなる化粧板です。資材を扱うお店等で売っていますが1枚、1万円前後します。
今回はホームセンターでよく見かける黒塗りのベニヤ板(90センチ角で1000円くらい)を使いました。質感は劣りますがデコラ板と似たような雰囲気で撮れると思います。家に応接台などがあればそれでもいい感じになると思います。
ディフューザー越しにライトを半逆光の位置にセットする

パイプのディフューザーは片方にもパイプを巻きつけて目玉クリップで止めて天井からのライトをディフューズ(このライティングを天トレと言うそうです)できるようにしました。
トレペは多少たるんでいても問題ないです。天トレをセットするときプロカメラマンだとCスタンドとフラッグフレームを使うのが一般的のようですが、無い場合はスタンド無しでディフューザーをセットする方法を記事にしたのでよかったら参考にしてみてください。
カメラは斜俯瞰(ななめ上あたり)の位置から狙うのでライトはほぼ反対側(半逆光になる位置)にセットし天板で反射した光がレンズに当たる位置に調整します。
こうすると料理の照りがハイライトになって、みずみずしさや美味しそうな感じが出ます。よく言うシズル感ですね。誰かにアシスタントになってもらってライトを持って良いポジションをさがすと楽です。

ライトはリフレクターを直で当てると縁ができるのでリフレクターの前にトレペを1枚かけて柔らかくディフューズしました。
この記事をアップしてからフラッグフレームを買ってみました。天トレ撮影には便利なツールだと思います。
天板にトレペのグラデーションを写し込むイメージで


ある程度方向性は決まった感じですが、なんとなく締まらない気がしたので黒い紙を細長く切ってトレペの上にのせ、背景を少し落とすことにしました(下の写真)



引きで見ると黒い紙の影が落ちているのがわかります。この寿司20%引きだったので早くしないといたみそうで焦ってます(・・;)
天板に黒いデコラ板をよく使うのは黒い背景が料理を引き立てるということもあるかもしれませんが、天板に写り込んだトレペのグラデーションで背景に変化をつけられるというのも大きな利点です。
器におちるシャドウもきれいに表現できます。背景に暗い部分を増やしたいときはトレペの上の方でライトの光をを適度にカットして調整すると良いです。
デコラ板は傷もつきにくく扱いやすいので色やテクスチャ違いのを数種類持っていると便利に使えます。黒いベニヤ板は安いけど汚れや傷が付きやすいのであまりオススメではないです。
手前が暗くなりがちなのでレフで明るくする


今回はなんかうまくいったような。天トレは失敗が少ないので安心感があります。F11でも奥は少しボケてます。さらに絞るか、シフトレンズを使うなどしないとこれ以上はキビシイかも。絞りすぎるとシャッタースピードが遅くなったり扱いが難しくなって仕事終わりにサクッと撮りにくいんですよね。
ライトを奥から当てると当然手前側に影ができて暗くなるので白レフで明るく起こします。思うように明るくならないようならもう一つ弱めのライトを足してもいいと思います。どうでしょうか、いい感じに撮れてませんか?
パイプのディフューザーと天トレを使えば斜俯瞰(ななめ上あたり)で撮る商品撮影のほとんどが無難にこなせると思います。すでに色んなサイトで紹介されているので今さらな解説ですが、商品撮影を紹介するブログの記事としては外せないものでしたね。特に今回のような料理の撮影には欠かせないテクニックですね。
まとめ
今回はLED照明一灯で料理(お寿司)の撮影をしてみましたが、普段カエルはこういう写真を撮るときはモノブロックストロボを使うことが多いです。ストロボだと発色もいいし光もよく回るのでさらに美味しそうに撮れるような気がします。多分気のせいではないと思います。
LEDをストロボに替えても照明の当て方は基本いっしょです。これから写真を始める人にはストロボはちょっと扱いにくいのでLED照明で記事を書いていますが、撮影に慣れてきたらストロボも使えるようになったほうが良いので、少しずつストロボの記事も上げていってもいいのかなと思いました。「かんたんライティング」というブログ名なので気軽に楽しく撮れる方法を考えていきたいです。