
100均などでよく見かける黄色(オレンジ色?)のマスキングテープ。
貼ってはがせるテープで跡も付きません。塗装のマスキングに使ったり仮止め用に使っています。なんとなく見ていて思いついたのですが、
この色合、青白いLED懐中電灯に貼って使ったら、いい感じに青みを抜いてくれるんじゃ?
ということで実際にやってみることにしました。
最近買った2本のLED懐中電灯で試します。

この2つのLED懐中電灯、最近ブログ記事用に買ったものです。
小さい方はダイソーで買ったもの(税抜100円)。もう一つはAmazonで買ったもので、購入時は1050円でした。
どちらもやや青白い光の色で室内の蛍光灯の色よりだいぶ寒色系なので、ミックスして使えそうな感じじゃありません。
このまま室内灯に合わせた設定で撮ると、青白く違和感のある雰囲気になるはず。
マスキングテープを貼ったらどのくらい色味が変わるのか試します。


光が漏れてこないようになっていれば、雑に貼ってもOK。
ちなみに、下のLED懐中電灯の記事はこちら。
室内灯(蛍光灯)をつけた状態で3パターン撮影してみます。
蛍光灯(室内灯)のみで撮影
まずは蛍光灯のみで撮影。光はある程度回っていますが影になっている部分を明るくしたいですよね。


まあ、レフ板使っても良いんですけどね。実験なんで。
マスキングテープを貼って撮影
次にマスキングテープを貼って撮影してみます。影の部分が大分明るくなりました。ライトの色味は肉眼でも自然に見えます。しかもテープがトレペ代わりになって光も柔らかくなりました。


色味が蛍光灯と合っていて自然な感じ。
LEDライトをそのまま当てる
条件を公平にするために直当てせずにティッシュペーパーで光を柔らかくしました。
特に牛の黒い部分の光沢が青いのが気になりますね。


これでも、ティッシュの色で少し青みが落ち着いた感じです。
参考までに

遊び半分の記事なのであまり小難しいのもどうかと思ったのですが、念の為カラーメーターで測ってみました。
薄いオレンジのマスキングテープを貼ることで色温度は4500K前後(わずかにグリーン被り)になっていました。これは家庭用の蛍光灯やLEDシーリングライトに非常に近い光の質です。
たまたまにしては出来すぎですね。はぼ同じ色のテープがキャンドゥで売ってました。
ダイソーで買った山吹色のテープだと3900K(こちらもわずかにグリーン被り)前後になり若干電球色っぽくなります。
しっかり色を合わせたい場合は照明用のカラージェルフィルターを使うといいんですが、遊びで試してみて写真の雰囲気の変化を見るのには良いと思います。


確認のため100均に行ってみました。キャンドゥ(右)のほうが今回使ったテープに近いです。
今回使ったマスキングテープはだいぶ前に100均(多分ダイソー)買ったものです。
100均の商品は入れ替わりが激しいみたいで、同じものが無いかも知れませんが似たような色のものがあったら、とりあえず試してみて様子を見てください。
まとめ
思いつきでやってみたのですが、思いの外いい感じに撮れてしまいました。
これなら自宅の室内灯をメインの照明にして懐中電灯を補助の照明にすれば、ちょっとした商品撮影やテーブルフォトで使えそうです。
試してないですが、重ねて貼ると多分電球色に近くなるはず。
テープの色の濃さで色味に違いが出るので様子を見ながら遊んでみてください。


