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100均の白いマットを使ってワインボトルを撮ってみました。

Pinterestのおすすめに白いプラ板をクルッと巻いてジュエリーを撮っている方の画像が紹介されていました。サラッとスタイリッシュな感じで…。もしかしてこれボトル撮影でもいけるんじゃないかと思いやってみることにしました。

ボトル撮影はしっかり撮ろうとすると結構場所も手間もとるのでサクッと撮れれば楽チンですよね。このアイデアの他にも最近簡単なボトルの撮り方の記事をアップしたのでそちらもよかったらそちらも覗いてみてください。

用意するもの

用意するものは白い半透明の樹脂板、今回は100均で買った白いカッティングマット、ライトが2個、黒い厚紙、基本はそれだけでいいです。カッティングマットは、半透明の乳白アクリル版に似ていて光を透過させて使えそうだったので試しに買ってみたものです。

同じようなもの自立しそうなら何でもいいと思います。LEDライトは長いスティック状の方は5年くらい前に買ったのでちょっと高かったですが今ならどちらも1個2~3000円位でそろうと思います。 

位置関係に注意してセットします。

カエル
カエル

意外とヘニャヘニャで立てにくいし上はひろがるわで糸で形をととのえる羽目に。スタイリッシュのかけらもなし。

カエル
カエル

やったことがないことを試すと失敗も多いです。このブログでは体裁つけずにカッコ悪いところも見せつつやっていこうと思います。

まず白いマットをまるめてテーブルに立てます。しっかり厚みがあるもののほうが自立しやすいです。次にマットの中央あたりにボトルを置きます。このとき注意したいのはカメラで覗いたとき手前側も奥側もマットとボトルをギリギリ重なるようにセットすることです。

特に奥側は白い部分が見えすぎているとボトル側面のフチに白い映り込みができてしまうので注意してください。ただ使い方によっては意図的に写り込ませるのもありかもしれません。さらにボトル右前側には部屋が写り込んでいるのでなんとかしなくては…。

ライトの強弱のバランスが大事です。

正面から見たところ

LEDライトなどの電球類を使うときには部屋の照明はすべて消しておきます。特にあまり明るくないライトを使うときは部屋は真っ暗な方がいいです。そうしないと周りの光をカメラが拾って微妙な感じに仕上がることが多いです。

準備ができたらライトをセットします。LEDで光の強さを調節できるタイプがおすすめです。一つは左正面あたりから、もう一つは裏側から、バックからのライトはワインの中身の色をきれいにだすためです。まず見た目で前後の光のバランスを調節してから撮ってみましょう。

実際に撮ってみると見た目の印象と写真の画が違って見えたりするのでそのときは光の強さと位置を少しづつ変えてみてテスト撮影します。

あと、ボトルの右サイドに映り込みが出る心配があるので必要なら黒い厚紙で覆って映り込みを消します。ラベルの右側も暗く潰れるようなら小さい白レフ板(白い紙)で明るくします。いい感じに見えるようになったら本番撮影しましょう。

カエル
カエル

ラベルが暗いので黒紙にコピー用紙を貼ってレフ代わりに

カエル
カエル

後ろのライトはこんな感じ

カエル
カエル

iPhoneでも撮ってみました。機種はSE2、白飛びしてますね。

切り抜いて出来上がり。

撮った写真を画像編集アプリで切り抜いて出来上がりです。デジカメ(Panasonic GX7mk3)で撮った写真とiPhoneSE2で撮った写真を並べてみました。デジカメはフルオートでiPhoneはモーメントというアプリで撮りました。

さすがにiPhoneの画質は荒れていて、ちょっと使えないかなという感じです。ライトがもっと明るかったらマシだったかも。白いマットやライトの質、セッティングを詰めれば、時短でカンタンな間に合せの商品撮影ではなく、プロ並みの商品撮影レベルにもって行ける可能性を秘めている感じがします。

ただこの撮影方法では切り抜かないと使えないので例えば白バックなどで背景もそのまま使えて、カンタンに撮れる方法があったら追加の記事をアップしたいと思います。

カエル
カエル

それなりに手間はかかりますが、割とかんたんに瓶やペットボトルを撮影する方法(上)

まとめと反省

フルオート撮影は避けたほうが良い

撮影の所要時間は20分くらいでした。反省点としては、100均のマットが使いにくかったこと、デジカメをフルオートで撮ってしまい画質を悪くしてしまったのが残念です。やはりマニュアルで画質を落とさずに撮るべきでした。

アイデアは悪くなかったが、セットはもっと大きめが良い

ボトルの周りをディフューザーが継ぎ目なく囲むので映り込みがきれいで輪郭が自然です。ラベルとキャップの暗い部分を、もう少し明るく起こしていたら、もっとまともに見えたはずなのが悔やまれます。

ボトルを囲う筒状のプラスチック板は、小さすぎて仕込んだライトが反対側の面を照らしてしまうのとプラ板の縁にもライトが当たって不要なラインが出やすい。影響が出にくいように、もっと大きめのプラ板を使うと良いかも知れません。

ちゃんと準備して仕上がりの写真も説明カットも小綺麗になるよう、もう少し工夫が必要ですね。きちんと撮るには、ある程度はていねいにやらなくてはいけないということがわかりました。

蛇足

一発目の記事をアップしたあとで今さらという感じですが、どうしても気になったので追加のコメントを入れます。今回使用したLEDライトですが、たしかに上で紹介した記事のようには仕上げられるんですが、ストレスなく使うには光量が足りないです。

画質を落とさずに撮るためにシャッタースピードを長くしたり、周りの光に気を使ったりと逆にシビアになるので、かんたんライティングではなくなってしまいます。(ライティングやカメラの設定の練習にはいいかもしれませんが)これから自営などで仕事として撮影をされるような方は次に記事をアップしたSOKANI X60 RGBというライトがおすすめです。

カエルは似たようなグレードのライトを他にもいくつか買っていますが最初に買うならコレがいいなと思いました。デジカメ購入の予算を少し削ってでも明るくて使いやすいライトを揃えておく価値は十分あると思います。

これからも、このブログでは低予算で効果のある撮影・ライティング情報を上げていく予定ですが、カンタンに買えるがカンタンに撮れるとイコールではないことがわかったので、さらに有益な記事が書けるよう工夫します。

カエル

カエルです。名前は「かんたんライティング」の頭文字Ka.L.からとりました。本業はグラフィックデザイナーで必要なときに商品写真やイメージ素材写真を撮ることがあります。カエルがデザイナー目線で調べたり工夫したり、試してみたいことなど写真撮影の小ネタを紹介できたらと思っています。アイデアが写真の完成度を上げられますように。

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