いまさら感もあるんですが、ストックフォトのクリエイターになってみました。マイペースでできて小遣い稼ぎができるよ!みたいな記事につられて。写真AC、ピクスタ、Adobe Stockの3つのサービスに入りました。
登録して約一年半ほど経ちましたが半年ほど前から力尽きてほぼ投稿ゼロが続いています。今回はストックフォト始めてみて感じたことなどを書いてみたいと思います。
最初に始めるなら写真ACかな
始めるのに一番ハードルが低そうだったので、お試しのつもりで登録した写真ACでしたが、結果的には正解だったと思います。登録はかんたんで免許証などの身分証明書のデジカメ画像があれば10分もかからず登録できます。
カエルの本業はグラフィックデザイナーなので印刷物などを制作していてフリーの写真素材が見つからなかったときなどに自主的に撮影した(依頼を受けて撮影したものは不可)過去の写真を数点アップしたところ反応がありダウンロードされました。
最初の月は12円だったと思いますが、ストックフォトの収益はアルバイトやサラリーマンとしてもらう賃金とは違う喜びがあるので興味のある方はぜひやってみてください。写真ACのユーザーはダウンロードした素材を無料で使用できます。
一方写真を投稿した人には1ダウンロードごとに3円(3ポイント・人物は約10ポイント)入る仕組みです。ストックフォトを実際やっている方が書いたブログ記事を見ると最低1000点は素材をアップしたほうが良いということでしたので始めて半年はクオリティー度外視で大量にアップしました。
アップ時には審査があって似たような写真はボツになるのですが、写真ACの審査は割と通りやすいです。1日に60点くらいダウンロードされる日もあったりしてこれはイケるかもと思った時期もありましたが、その後ダウンロード数がガクンと落ちてからあまり伸びなくなりました。
原因は不明です。結局現在、投稿数は900点くらいで1000点いってません。とはいえほぼ毎日少しづつですがダウンロードしてもらっているので完全にあきらめモードにはならずに済んでいます。これはとても重要なことだと思います。
後で紹介するピクスタやAdobe Stockはたまにしかダウンロードされないので、この2つで始めていたら心が折れていたかもしれません。最初に始めるなら写真ACと言ったのにはそういう理由もあります。現在「おすしtoお茶」というハンドルネームで登録中です。
名前はデフォルトで与えられたアイコンが寿司だったから。安直ネーミングです。よかったらのぞいてみてください。
写真ACではナンでこの写真が?みたいなものが売れたりします。利用する人も気軽さがあるからかもしれないです。隠れたニーズを知るのに良いかも。
ピクスタは激戦地帯かもしれない。
次に登録したのはピクスタです。登録のやり方は写真ACとあまり変わらないのですが、ストックフォトを始める上での決まりごと、例えば顔がはっきり写っている写真はモデルさん本人の許可と証明書が必要みたいなことを理解してもらう10問くらいのテストがありました。
これはピクスタのサイトに内容が詳しく載っているのでそれを読んでから受ければ大丈夫です。そこまでやれば2~3日で投稿が可能だったと思います。
ピクスタの投稿は現在480点でダウンロードは28点です。たまに思い出したように売れるくらいですね。試しにキーワード検索してもカエルの写真が出てくるのを見たことがないです。
すごい数の写真がアップされているので、かなりの激戦地帯です。逆にどういう経路で膨大な写真の中から自分の写真を選んでもらっているのか知りたいくらいです。これはもう見つけてくれた人に感謝の気持ちさえ芽生えるレベルです。
正直どんな写真を投稿して良いのかもよくわからずアップしていて支離滅裂な状態でも何枚かは売れているのも事実。ダウンロードされている写真を確認すると写真ACとは少し違って使用目的がある程度分かる感じがします。
ピクスタで生計を立てている人もいるらしいので、戦略を練って取り組めばズボラなカエルでもある程度の結果は出せるかもしれません。
アドビストックの登録はちょっとだけめんどくさい
Adobe Stockのクリエーター登録自体は写真ACやピクスタとほぼ同じなんですが、ダウンロードで得た収益の支払いがアメリカからになるため日本在住者が二重に税金を払わなくて済むように特例としてアメリカでの源泉徴収を免除してくれるW-8BENという書類を申請する作業が加わります。
Adobe Stockを始めてみたい方はネットで検索するとW-8BENの申請方法を詳しく解説してくれているサイトがあります。ただし申請書の記入が英語なのでちょっとだけ面倒かもしれないです。
努力次第ではアドビストックが一番可能性あるかもしれない
Adobe は言わずとしれたフォトショップ、イラストレーター、Final Cut Proといったグラフィックやムービー編集アプリで有名な企業なのでプロのクリエーターが素材を使用する可能性が高いし、それらのアプリとの連携も密だと思います。
さらに日本国内だけでなく世界中で素材を購入してくれる可能性もあるのでちょっと期待してしまいます。よく売れているクリエーターを紹介するコーナーがあるので、参考にしながら作品作りをすればかなりの収益をあげられるかもしれません。
YouTubeで何年か前のアドビ公式ビデオを見ていたらどのくらい稼げるかみたいな話題があり「3人位でプロジェクトを組んで取り組めばアドビストックだけで食べていける」と確か言っていたのでそういうことなんだろうと思います。
収益になる可能性はあるけどラクというわけではない
ストックフォトをやっている人は複数のサービスに登録している人が多いようです。人にアドバイスできるほどしっかり取り組んでいるわけではないので、あまり参考にならないかもしれませんが、例えばコロナが大流行しているときに消毒する手のシーンとかをアップした人などは一定の収益はあったのではと思います。
このようにトレンドを追いかけて作品づくりをする方法もあるかと思いますが個人的にはもう少し普遍的で息の長いニーズが有るものを見つけられたら良いなと思います。
ブームの移り変わりで収益が大きく上下するとメンタルやられそうな気がします。………とはいうものの長年グラフィックデザイナーをやっていてアイデアが売りでなければならないカエルですが、これは!というものは思いついてません。
それに、しっかり写真を撮るのって意外と大変だし、写真アップ時にキーワードを入れるのも地味にめんどくさいです。気負わずにコツコツやるのが良いかもしれませんね。何かいいアイデアが浮かんだら記事にしてみます。