
小型のスーパークランプは価格も手頃で撮影時や照明のセッティングなど色んな場所で使えるツールです。クランプ同士をつなげるジョイントも色々と出ていますがボールジョイントが多いみたいですね。
照明の仕込みの時は直交するほうが便利な場合が結構あるので、適当なものがないかネットやホームセンターなどで探したりしてました。
ネットで良い感じのパーツを見かけたので買ったはいいが…

写真のクランプをAmazonで見つけたので、これはいいなと思って4つ購入。デジタル一眼などをムービー仕様にするときなどにロッドを直交させる時に使うパーツです。
15ミリロッド用ということだったので、手元にあったスピゴット(ダボ)を安物のノギスで測ったらほぼ15ミリ。
大丈夫だろうと思ったのが間違いでした。実際に取り付けようとしたら微妙にスピゴットの径が大きくて入りませんでした。


右のスピゴット、たしかに15ミリをわずかに超えるくらいだったんですが…甘かった。


右が専用のボールジョイント。こんな感じで使う予定だったのに、残念。
右のボールジョイントでも良さそうですが、実際にやや重たいものを取り付けると支えきれずにお辞儀して、使えないことがあります。
スピゴットはもともと照明機材用の規格なのでパーツがあるはずもなく…


両脇が海外用で、真ん中のは太いので多分国内仕様だと思います。
後で調べてみてわかったんですが、海外製のスピゴット(ダボ)の規格は16ミリ径らしいです。
国内向けのオスダボは多分16.5ミリが標準?国内向けのダボ受け(メス)は17ミリ?ネット検索では情報が少なくて、はっきりしたことは書けませんが、スピゴット(ダボ)の規格は海外用と国内では違うのは間違いなさそう。
ついでにデジカメなどに機能付加するロッド用のパーツ類の規格も15ミリでスピゴット(ダボ)とは別物ということです。
そういえば…。金属加工(鉄工所)をしている親戚に相談してみた。
親戚に金属加工(鉄工所)をしている叔父さん(正確にはいとこ叔父というらしい)がいることを思い出し、忙しいところを図々しくも相談してみたところ、快く引き受けていただきました。
しかも無料で。叔父さんはもちろんですが、今はもういない祖父母にも感謝です。
在庫があるアルミの無垢材で、Amazonで買った直交クランプと同じようなものを作ってもらうことになりました。
2週間ほどして、出来上がったと連絡がありました。

1ヶ月くらい時間がほしいとのことでしたが、2週間ほどたってから完成したと連絡がありました。どうやら調整して先にやってくださったみたいです。返す返すありがとうございます。。

全部で8個作ってもらいました。感謝。ネジ穴も一つのダボ穴に3箇所つけてあった。
早速、スーパークランプを取り付けてみた。

早速、スーパークランプを取り付けてみました。想定通りで小型のボールジョイントのように、力を入れてもお辞儀することはなさそうです。しっかり直角も出せるので使う場所によっては便利なものになりそうです。


使っている時のイメージはこんな感じです。アイデア次第で色んな所で使えそうです。
いろいろと分かったこと
今回、パーツの製作をお願いしてわかったことが色々とありました。
アルミの材質には種類がある
アルミの材質はすべて同じではなく加工しやすい柔らかい材質のものや、硬いものまでいくつかあるらしいです。今回使ったのは、柔らかいもの。
ネジ穴にはインチネジとミリネジがあり、ミリ規格のほうが手に入りやすい。
カメラや三脚用にはインチ規格のネジが使われていることが多いみたいです。
今回は手元にあった蝶ネジに合わせてインチ規格のネジ穴を切ってもらったんですが、これが間違いでした。インチネジは近所のホームセンターなどでは、まず手に入らないと思ったほうがいいです。
Amazonで必要数揃えましたが、いい値段します。蝶ネジなどはミリ規格のものはホームセンターでいくらでも見つかり、5分の1ほどの値段なので、パーツを自作する時はカメラに取り付けるなどの特別な場合を除けば、ミリネジを使ったほうがいいと思います。
精度は大事。
今回の失敗の始まりはスピゴットの寸法を測るとき、安物のノギスを使ったことです。だいたい15ミリくらいの適当な感覚だと金属パーツはちょっとサイズが違うだけで全く合わなくなります。
叔父さんの工場でデジタルのノギスを使って測るとアヴェンジャーのアームも測る場所で結構太さに違いがあることもわかりました。
使い所に合わせて正確に測ってから加工しないと後で手間が増えることになることも十分ありえます。
職人は目がいい。
サンプルで持っていった蝶ネジを見せたら、ひと目見て「このねじは荒いね」と言っていた。
最初は何を言っているのかわからなかったんですが、どうやらインチ規格のネジ山はミリネジと比べて精度が低いと言うことらしいのですが。カエルにはどこがどう違うのか、よくわかりませんでした。
精密機械のパーツの加工などは、ちょっとでも削りすぎると使い物にならなくなるらしいので、長年の経験で目が良くなっているんだろうなと感心。
簡単なパーツでも既製品はよくできている。
今回Amazonで買った小さい直交パーツですが。実際に自作してみると、色んな所に細かい工夫がされていることに気付かされました。
スリットを入れてロッドとクランプの密着度を上げたり、肉厚を薄くして機能を付加したり、ネジをラチェット式にしたりなどなど。オリジナルの設計はどこなのかは不明ですが、とにかくよく考えられています。
中国製がどうのこうのと言って文句言ってる場合じゃないです。市場に出ている既製品に感謝ですね。しかも安い。
まとめ
使用するところまで記事にするつもりでしたが、本題に入る前にだいぶ長文になってしまったので、具体的に使うところは別の記事にしてアップしようと思います。
2~3個の使いみちは考えているんですが、他にも色々使いみちがありそうなので、思いついたら都度アップします。今回のパーツの自作は色々と勉強になる体験でした。
追記、これでも良かったかも…
最近横穴のついたミニクランプを見つけました。わざわざ自作しなくてもクランプ同士を直交させることができます。