買ったはいいけど、ほとんど使ってないモノってありませんか?カエルは結構たくさんあります。その中の一つがクリップオンストロボ(スピードライト)と専用のアクセサリー類です。
現在はイベントの取材でカメラに直接つけて年に数回使うくらいで、クリップオンストロボの出番がほとんどありません。
以前は数個のクリップオンストロボを使って、2年近く商品撮影をしていました。カエルの場合、室内での撮影が多い事もあって、モノブロックストロボや、LEDライトのほうが使い勝手が良いので、今は、ついそちらの方を使ってしまいます。
そこで今回は、出番が少ない機材の、なにか有効な使い方はないか、考えてみたいと思います。
クリップオンストロボは乾電池が大量に要るし、電池切れも早いので意外と面倒だった。
クリップオンストロボは、軽量なので外で身軽に使うのが一番。持ち出しに便利そうな物を確認してみた。
たぶん屋外だと花や風景を撮るときに使うことが多くなりそうなので、そういった撮影に便利なものという方向で考えてみます。
基本ひとりでも、気軽に持ち出せそうなものに絞ってみることにします。ストロボを使うのが前提で、カメラから離して使えるストロボ1個とフラッシュトリガーのほかに必要なものを物色。
ディフューズなどの光の質を変えるためのアクセサリー類やスタンド辺りかなと思います。
普段は自然光のみで撮っている撮影に、一工夫加える感じで考える事にします。
基本はフラッシュトリガー(ラジオスレーブ)とストロボ
これがなくては始まりません。フラッシュトリガーとはカメラに取り付けることで、ストロボをワイヤレスで発光させる事ができるアクセサリーのことです。
これを使うことでカメラのシャッターを切った瞬間に、離れた場所でワイヤレス通信しているストロボが発光します。コードが必要なく、100メートルくらい離れていてもストロボ発光するものもあるので、凝ったライティングが目的なら、とても便利です。
色んなメーカーの似たような商品が出ていると思いますが、今買うならGodoxという中国のメーカーのが価格も安く、性能も十分みたいです。
ストロボ本体の選び方については個人的な意見ですが、ワイヤレスで発光させる使い方ならば、TTLオートなどは基本必要ないので、マニュアルのみの、このTT600で十分です。
気軽に持ち運ぶなら、小ぶりなTT350というストロボもありますが、価格は逆に高くなってるみたいです。どちらも1/8000秒の高速シャッターでもシンクロするので、日中の撮影でも使いやすいはずです。(ストロボの種類によっては約1/200秒以上のシャッタースピードでは同調発光しない機種もある)
確認のためAmazonを見ていたら、最近TT520というフラッシュトリガーがセットになった商品も出ていて、6000円以下で買えるみたいです。安価で気軽に使うのなら、これが一番いいかも知れません。(ただし、トリガーの電池交換は面倒そうです)
基本この2つがあればOK!です。GodoxのX1TとTT600、トリガーは購入してだいぶ経つので旧型です。
同じ商品名でもメーカーごとに使える機材に違いがあるので、購入の際は注意が必要。マニュアル撮影だと、他のメーカー用でも使えることがあるようです。
取材などで使うときは、純正でオートが効くものが安心。ライティング目的なら、マニュアルの中国製が便利。
純正のストロボは取材のときに、普通にカメラに付けて使っています。オートも使えるので安心感があります。
ストロボをワイヤレスで発光させる方法としてカメラ本体のフラッシュを発光させて外部のストロボを連動して発光させるやり方もあります。
この方法だとNikonスピードライトも発光させられますが、シビアなライティングをする時には、あまりおすすめできません。
カメラ本体のストロボが必ず光るので、本来のライティングのじゃまになることがあるからです。
ストロボを使うと乾電池が大量にいるので、充電式の乾電池を8本用意しました。安いやつ。
光にひと工夫加えるアクセサリー。できるだけシンプルに。
クリップオンストロボで撮影していた頃、購入したアクセサリー類です。光を柔らかくするディフューザー的なもの。
右上のは小さなソフトボックス型のもの、左の白い布製のレフみたいなのは、丸めるとスヌート風に使えたりします、どん兵衛のカップみたいなのは英語でビューティーディッシュと書いてあった。これにはカラーフィルターやグリッドもついてました。アウトドアに持ち出せそうなのはこの辺でしょうか。
他にもいろいろ買って来ましたが、ほとんど活用出来てませんでした。多分この中で一番使ったのはROGUE(ローグ)のグリッド(中央上の黒くて丸いやつ)だと思います。
これはスポッライトっぽいイメージ写真を撮るとき重宝した記憶があります。その他はあればそれなりに便利だとは思いますが、代用ができそうなので絶対に必要とは言えないかもです。
あと、今回は大きいので候補に入れませんでしたが、テントのように折り畳めるソフトボックスは、室内ではかなり使えると思います。今でもモノブロックストロボなどに付けて使うことがあります。
ミニサイズのソフトボックス。これは小さいのは良いんですが、使いどころが限られる感じでした。
こちらはコンパクトで見た目もそう悪くないので取材でたまに使います。
丸めると簡易的なスヌート風になる。
ポラロイドの製品。機能的には充実してますが、その分かさばります。
これはコンパクトだし、グリッドの効果は代えが効かないのであったほうが良いでしょう。
ライトスタンドは小さめのが良さそうです。
ライトスタンドは必要かどうか微妙なところですが、じゃまにならなければあったほうが良いのは確か。小ぶりなライトスタンドは、このブログを始めた頃に買い足したものです。
他の方のブログ記事やYouTuberさんのコメントを見ると人物撮影だと高さが稼げるものの評価が高い印象がありますが、カエルのような小物や商品撮影が多いタイプの人は、割と低い位置からライトが当てられるのが大事なことがあります。
アームとクランプ類でさらに低い位置からライティングできればベターです。ライトスタンドがあれば、非常時にはカメラ三脚代わりに使えるかも知れません。
一番低くすると約60センチまで下がりました。
ライトスタンドはこれも便利そう
最近買った、軽量コンパクトなライトスタンドと比較した記事です。屋外の段差のあるところではUranziのライトスタンドも良いかも知れません。他にも色々出てるので目的にあったものを見つけるのがいいと思います。
折りたたみ傘を白いのにしてみた
これは以前、何か使えそうな気がしたので買ってみた白い折りたたみ傘です。レフやトランスルーセントのアンブレラ代わりに使えるかも知れません。結構コンパクトになります。
100均の半透明のビニール傘でも良いと思う。突然の雨の時にも傘はあったほうが良いですからね。
クランプと組み合わせて、セットしてみました。
このクランプ、かなり使える。近々記事にしようと思います。
デイバッグ1個に収まる感じになりました。
いろいろ考えて、写真のようなセットにしてみました。このボリュームなら、アウトドアの独り歩きでも気にならない感じだと思います。使っているうちに、足りないもの、いらないものが出てきそうですが、これで様子を見ようと思います。
まとめ
一眼レフカメラ自体、かなり重くて大きいので、身軽とまでは行きませんが、かなりコンパクトにまとまった気がします。
今まで眠っていたクリップオンストロボの出番が少しでも増えると良いんですが…。それにしても、買ってみたはいいけど使ってないものが多いのに、ちょっと反省です。
気晴らしでドライブに出たりしたときなどに持って行けば、今までと、ちょっと違う写真が撮れるかも知れません。
アクセサリー類はミニマムで組み合わせて応用ができるとさらに良いんですが…。暖かくなったら試してみたいと思います。
グリッドやリフレクターは最近安くて同じような機能のものが、いくつか出ているので、特にリンクの商品でなくても良いと思います。フラッシュトリガーも小さくてかっこいいのが出てるみたいですね。