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小さくて軽い、しっかり止まる。ロッド、ポール、スピゴットを組み合わせて使うときに便利なパイソンクランプ。

最近クランプの話が続いてますね。撮影やライティングにはクランプが付き物みたいなところがあるので、普段からネットなどで便利そうなものをチェックしては、ちょっとずつ買って試しています。

今回紹介するパイソンクランプミニもその一つです。軽量のモノブロックストロボ、LEDライトとか、ミラーレス一眼カメラ程度なら、Cスタンドのグリップヘッドの代用にも使えそうな感じです。

最近買ったクランプの中でも、かなり使いやすいんじゃないかなと思います。

パイプ、ロッド、スピゴットなどと組み合わせて使うミニクランプです。

カエル
カエル

手前の円筒形の部分に空いている横穴にパイプやロッドなどを差込み締めつけて使います。

9.Solutions(ナインドットソリューションズ)という台湾のメーカーが作っているクランプです。見た目がちょっと変わっているので、何に使うのかわかりにくいかも知れません。

でもこの形、とても良く出来ていて、カニばさみのクランプ部分は厚さ3.5センチ前後のものを挟んで固定することが出来ます。

さらに円筒形のパーツには横穴がついていて、大きい方は5/8インチ(約15.8mm)、小さい穴は3/8インチ(約9.5mm)で締め付け可能になっています。

ということは大きい穴には、Cスタンドでよく使われるロッドアーム、15ミリのロッド、照明用のスピゴット(16ミリの日本国内仕様は入らないかも?)などが固定できます。

また小さい方の穴には9ミリ前後のパイプが取り付け可能なので、撮影や照明のセッティングに便利に対応できます。

カエル
カエル

15ミリロッドを取り付けたところ

カエル
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9ミリのステンレスパイプを付けてみた

カエル
カエル

Amazonで買ったスピゴット(オスダボ)も入りました。

サイズもコンパクトで軽量。なのに、かなり丈夫。

カエル
カエル

機能的にはミニクランプとグリップヘッドの中間的な感じ

Avengerのグリップヘッド、一般的なミニサイズのスーパークランプとパイソンクランプミニを比較してみます。

大きさはグリップヘッドよりもミニクランプに近い大きさです。重さは136gで、ミニサイズのスーパークランプが約130gなのでほぼ同じと思っていいです。ちなみにAvengerのグリップヘッドは630gもあります。

にもかかわらず、機能的にはミニクランプとグリップヘッドの中間のような良いとこ取りなので、なかなか優秀だと思います。ただし、耐荷重5kgなので一般的なグリップヘッドのような強力な保持、固定はできないようです。

それでも、100wクラスのLEDライトやモノブロックストロボ、軽めの一眼カメラの固定くらいなら使えそうです。

いろんな場面を想定して、実際に使ってみる。(パイプを水平に固定)

カエル
カエル

角度調節ができるので斜めになったところに固定しても、ポールを水平にできます。

基本的な使い方はパイプやロッドをクランプで固定して保持する機能でしょう。これはこのブログでも、よく紹介している、トレペロールを垂らしたりするときに使えます。

最近ミニサイズのスーパークランプを15ミリロッドと直結して使う例を紹介しましたが、このパイソンクランプミニなら5/8インチ(約16ミリ)以下のポールなら割と何でも取り付けられます。

実際に使った印象だと1メートル程度のアルミ製のアームくらいなら、しっかりと固定できる感じです。

パイプ、ポール同士を連結する

微妙な位置にレフを入れたり、コンパクトカメラなどをセットするとき使えそうです。自由度はあまりないですが、ボールジョイントのアームよりも、強力に固定できるので、かなり安心感があります。

Cスタンドのグリップアームでも同じことは出来ますが、このクランプは軽くて、ある程度の強度もあります。単独や少人数のロケなどには軽量化になって、良いと思います。

カエル
カエル

このくらいは余裕。もう少し重量のあるものでも、しっかり止まりそうです。

ライトやストロボを取り付ける。

カエル
カエル

留まらなくはないが、結構きつめに閉めないと不安。

5/8インチ(約16ミリ)の横穴にスピゴットを取り付けできるので、そこにライトを取り付けてみました。

カエルの持っているライトやストロボは比較的軽いものですが、ソフトボックスがついた状態だと、それなりに荷重がかかるので、結構きつめにねじ込まないとしっかりと止まらない感じでした。使い所は限られそうです。

アームの補強に使う

カエル
カエル

こういう使い方だと、もう少し重いライトでも大丈夫そうです。しっかり止まっています。(グリップヘッドの取付が逆でした、注意)

Amazonの商品紹介カットに、補強に使っている写真があったので、やってみました。重量のある機材も補強すれば、取り付けることができそうです。

アームを長く繰り出すときは、かなり安心感があると思います。こういった使い方はかなり実戦向きかも。

細めのパイプを取り付ける。フラッグフレームもOK。

カエル
カエル

ついでにストロボも取り付けてみた。このクランプ、スタンドの途中にセットできるから意外と便利かも。

あまり出番はなさそうですが、8ミリ前後のパイプを固定できます。さらに細いものはクランプと横穴を逆にしてクランプ側で挟むことで、細くて軽いものの固定もこなせます。

前に記事で登場したフラッグフレームも、このクランプ1個で固定できました。キツめに締め付ければ、十分使用可能な感じです。

Cスタンドの一番太い部分にも取り付けられ、位置も自由に変えられるので、意外と便利かも知れません。アンブレラについては、たまたま手元になかったので、後日追記します。

クランプを取り付ける

横穴にクランプを取り付けることもできます。パイプが16ミリ以上のときなどには便利かもしれません。

カエル
カエル

こういった使い方は透過天板などのセットに重宝しそうです。

カメラを固定する。

同じく5/8インチ(約16ミリ)の横穴を使って、ボール雲台などを取り付けて、カメラをセットできます。耐荷重5kgということですが、重量のある一眼カメラの取り付けは、やはりちょっと不安感があります。

アームの先に取り付けるときに使うときは、重いカメラを取り付けるのは避けたほうが良いと思いました。ゴープロなどは相性が良さそうです。

まとめ

前にスピゴットを直交させるパーツを自作しましたが、それも踏まえて、本当によく出来ているなと感心させられます。

この横穴付きのパイソンクランプは、かなり使い勝手が良さそうです。数年前からある商品みたいなんですが、今まで見落としていました。

クランプ類は大小いろいろ結構大量に買ってきましたが、これを早めに知っていたら、クランプの購入は半分くらいの数で済んでたかも知れません。ロッドやアームの直径はある程度決まっているので一般的なものなら、大抵のものは大丈夫な感じです。

今回、試してみた使い方以外にも、アイデア次第でいろんな使いみちがありそうです。ミニクランプに近いものなので、強力な固定、保持には向きません。

でもカエルのように、小規模の商品撮影をするような人には便利なパーツだと思います。クランプ選びの参考になれば嬉しいです。

カエル

カエルです。名前は「かんたんライティング」の頭文字Ka.L.からとりました。本業はグラフィックデザイナーで必要なときに商品写真やイメージ素材写真を撮ることがあります。カエルがデザイナー目線で調べたり工夫したり、試してみたいことなど写真撮影の小ネタを紹介できたらと思っています。アイデアが写真の完成度を上げられますように。

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