
前回の記事をアップしてからカエルの中で天井バウンスがマイブームになってます。先日、白い背景紙でたまごを撮影したとき、天井バウンスを使い2灯のライトでセッティングしましたが、トランスルーセントアンブレラがあれば、1灯で済むのではないかと思いつき、試してみることにしました。撮影用の2種類のアンブレラと100均の半透明ビニール傘を用意し、仕上がりの違いを試してみました。
3つのアンブレラ(傘)を用意

実はカエルは普段、テーブルフォトや商品撮影をするとき映り込みが気になるのでアンブレラを使うことはほとんどありません。天井バウンスというとストロボでの撮影の記事が多いみたいですが今回はLEDライトで試します。
写真はストロボキットにおまけでついていた長らく使っていない白の反射型のアンブレラとトランスーセントアンブレラです。100均の半透明ビニール傘も使ってみることにします。100均の傘、なんかいい仕事してくれそうな予感が…
比較のためアンブレラなしとありで撮ってみる
まずはアンブレラなしの天井バウンスから

前回たまごを撮影したライティングと同じ、ただしハイライト追加用のライトは無しです。今回は被写体をたまごとオレンジにしてみました。またタマゴか?って言われそうですが、光の当たり具合はやはりたまごが一番わかりやすいです。
天井バウンスのみの写真は光がよく回っていて柔らかい影が特徴です。雰囲気は悪くないですがハイライトがぼんやりしていて立体感が若干足りない感じがします。


特に気になるのはオレンジのハイライト。もうう少しテカってる感じがほしい。
トランスルーセントアンブレラで天井バウンス

トランスルーセントアンブレラを天井バウンスで使えば透過した光がバウンスするのと同時にアンブレラ自体の反射がハイライトを作ってくれるのではと予想しました。結果はうまく行っているようです。特にオレンジにハイライトが入って立体感とみずみずしさが出てきました。影も天井バウンスのみのときより多少濃くなる程度で大差はありません。
これなら前回のたまごの撮影のようにライトを2灯使わなくてもなんとかなりそうです。ただハイライトの強弱をコントロールしたければ2灯使うのもありかもしれません。前回のタマゴの撮影では2灯使っているので良かったら比べてみてください。


オレンジの光沢感が出てきた
100均の半透明アンブレラで天井バウンス

100均の半透明の白い傘でも試してみました。違いがわかりにくいかもしれませんが、トランスルーセントアンブレラよりもかなり透明に近いので、光の回りはアンブレラなしの天井バウンスに近くなります。
ハイライトの方は反射率が悪い分だいぶ薄くなるみたいです。でも全く使えないというわけでもなく被写体によってはこちらのほうが合うものもあるかもしれません。


トランスルーセントと天井バウンスのちょうど中をとった感じ
通常のアンブレラで撮影してみる。
やらかしました。通常の白いアンブレラの説明カットを撮るのを忘れてしまいました。というわけでこちらはテスト撮影の写真のみになります。予想はしていましたが、影の付き方は4つの写真の中で一番濃くなります。ただ天井バウンスの光がなくなるので、もう少し違いがはっきり出るのではと思ったのですが。意外と光もよく回っていて柔らかい描写でした。アンブレラはどうしても光が漏れ出すので回りの壁などへの乱反射で光がソフトになるのだと思います。
オレンジに入っているハイライトは4カットの中では一番出ていて立体感もあります。このカットが一番好ましいと思う人も多いのではないでしょうか。好みで使い分けるのが良さそうです。


メリハリ感は4カットのなかでは一番あります。
白い普通の撮影用アンブレラは、いろんなところで、よく紹介されているだけあって、万能感がありますね。でも光をやわらかく回すという意味では、個人的にはトランスルーセントの雰囲気が好みかもしれないです。光源を向けて撮ると、多分全く違う印象になるんでしょうね。
100均の傘は悪くないけど期待した分イマイチだったかも。話がややこしくなるので書くのを迷ったのですが、今回は比較のためにライトの位置を固定しています。それぞれのアンブレラの特徴を生かしたライトの位置をさぐれば印象がだいぶ変わる可能性はあるので、決めつけはできません。
この違いを小さいと見るか、大きいと見るか。
今回のテストは見る人によっては大した違いは無いと思うかもしれないです。実際、撮影後にライトルームやフォトショップで微調整すると違いがほとんどわかりにくくなるかもしれません。ただ、ライティングして写真を撮るという作業は、この小さな違いに気をつけて追い込んでいくことの積み重ねという一面もあります。
特に商品撮影、テーブルフォトの場合、光の当たる位置を1センチ単位で微妙にずらすと見え方が劇的に良くなったり、ソフトボックスをトレペ越しの光に入れ替えても印象が変わったりします。地味ですが、この試してみる気持ちは大事だと思います。
まとめ
カエルは普段、テーブルフォトや商品撮影をするときアンブレラを使うことはほとんどありません。一番の理由は、光沢のあるものを撮ることが多く、商品にアンブレラが映り込むからです。同様の理由で天井バウンスもほぼやらないです(天井バウンスは色かぶりの心配もあります)。
そんな事情もあって前回のたまごの撮影での天井バウンスの光の柔らかさには、実はちょっと感動でした。これからは映り込みの心配のないものは積極的にアンブレラや天井バウンスも使いたいと思うようになりました。